母の日

約2日間実家に帰った。

なんだろう、何から書けばいいのかわからない。一つのことが崩れてから隠れていた問題が次々と露わになり事態が壊滅的になっていくばかりで何一つ進歩がない。

毎秒本当にいろんなことを考えている。そのどれもが苦しくて辛い。前に進みたい。けどどうすればいいのか全くわからない。なぜ私がこんな思いをしなくちゃいけないの、とも思うけどそんなことは一瞬でどうでもよくなる。私が苦しんでみんなが良くなる方法があるならそうしてしまいたいとまで思うようになった。そんな方法は無いし極端に曲がった悲しい考えをしているということは分かっているのだがそんな馬鹿げたことを本気で考えてしまうところまで精神はきている。

帰る時に母が近くの駅まで車で1時間かけて迎えに来てくれた。些細な優しさも今は罪悪感からの優しさなのではないかとか疑ってしまう。疑ってしまう自分にも悲しくなるし、こうやってひとつの感情が枝分かれしていろんなところを苦しめる。家に帰ると母はなんともなさげに振る舞った。なかったことのように振る舞えるのが母のすごいところでもあり恐ろしいところだ。「GWだから明日の夜帰るよ」という急な私の帰省LINEを本当にGWという口実で帰ってきたと思っているのだろうか。実際私には世間で言うGWというものは無くてただの公休だというのも知っているはずなのに。そんな母の全てがいつもより空々しくてよそよそしく見えてしまった。私は帰ってから一度も母のことを「お母さん」と呼べなかった。何を考えているか全く掴めないことは、怖くて悲しい。全てが虚しく思えてくる。この二日間で父と母の会話、顔を合わせることさえ無かった。私は父がなるべく家に居ないようにしているように見えた。大工の仕事は雨が天敵で尚且つ日曜日は定休日なのだが雨の日も日曜日も私が起きると父の車は無かった。だからこの二日間で私が父と話せたのはたった三、四言くらいだった。帰る時に家を出てくる時に父の部屋に「帰るね、またね、」と言いに行った時の父の表情が悲しそうだった。父はなるべくいつも通りにしていたつもりだろうけど、部屋の障子を開けた時に見た父はいつもの椅子に座っていた、眠っているのではなくてどこか一点を見つめて何か考えているように見えた。その佇まいがとても悲しそうだった。父は情に厚い人で私のお人好しなところは父譲りのものだと思ったりする。困っている人がいると放っておけないタイプで無償で仕事を受けてしまう時もあるくらい。母と違って父の言葉は「あぁ、この人は今本当のことを言っているな」という風に思えることが多い。きっと久々に帰ってきた私に見苦しい喧嘩を見せたく無かったとか余計な心配をかけてしまいたく無いとかそういう気持ちも父にはあったんじゃないかと思う。母は父への言葉遣いも扱いも酷すぎる。すぐ「はやく死ね」とか言うし洗濯は父だけ違う洗濯機で洗うし食器も父専用のスポンジがあって洗い終わったらよく拭きもせずに不衛生なまま乱雑に家族の置き場とは違うところに置いたりする。家庭内差別って言葉があるのかは知らないけど表すならそういう感じで。一家の大黒柱でこの家計を支えてくれてる稼ぎ頭はお父さんなのになんでそんなに…って小さい頃から思っていた。いまふと思い出したけど、母が父に頼まれておにぎりを作ってた時があって、その時にやたら塩をふっていたから「それじゃ、しょっぱくない?」と訊いたら「血圧が上がって早く死ぬように」って母が真顔で言っていてその時はゾッとした。今ではもう家で父の食事が出てくることはないし8畳ほどの自分の部屋と仕事場の往復が父の生活になってしまっている。

 

ここまで書いてまた何日か下書きを放置してしまった。なんだか疲れてしまっていろんなことが億劫になってきてしまってて。無気力。毎日何一つ良くならない。精神的にもかなりまいってきてしまった。ぼーっとしてしまうことが増えてきた。欲とか興味が湧かなくなってきた。「もういいや」とか「どうせ意味がない」と思ってしまう。よくないのはわかっているんだけど絶望に落ちるまでのスピード感が日に日に増していて、その中で自分を立て直すことがバカらしく思えてきてしまったのと立て直そうとする自分自身が既に疲れるというか。とにかく今は耐えるしかないんだろう。なんか人に会いたくない。塞ぎ込んでる。人と話したくない。おばあちゃんとしか話したくない。おばあちゃんは毎日電話くれる。今日のお母さんや家の様子を教えてくれる。二人で毎日悩んでる。「私がちゃんと見てるからあなたは心配しなくていいよ、今日も仕事頑張って偉いよ、あなたみたいにこんなに考えがしっかりしてる若い子って少ないと思う。ありがとね。体お大事にね。また明日も電話かけるからね。」みたいなことを最後にいつも言ってくれる。おばあちゃんの子供がお母さんなの信じられなくなる。2人は仲が悪い。ここ5年くらいですごく険悪になった。この頃のお母さんは特におかしい。なんか今までの母の感性からしても信じられないことを言ったりやったりする。思わず「えー!」って言ってしまうくらい普通の人間の感性じゃ考えられないというか常識的にいくら自分の親といえどそれは失礼でしょ、みたいなこともあったり。なんか今の母には人間らしさがあまり無い。すごく冷たいんだ。悲しい。おばあちゃんがお母さんを精神科に連れて行ってあげたいって言ってた。お父さんは毎年母の日にお花をお母さんとおばあちゃんに贈ってる。街が母の日過ぎて私は辛かった。どうにもできなくてとてもやりきれない。すぐ辟易してしまう。なんか信号待ちの時にぶっ倒れてみたいと思った。好きな人に手紙を書いた。今日もなんとかこの人のおかげで生き抜けた。なんか誤字してるかもしれないけどもういいや疲れたから。

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